我が家には、在庫している市販オカリナが、200本以上あります。
買っても あまりひどいと、記録するのさえ忘れるので、実際の本数は、わからん!
通常演奏は、自作の凛で間に合ってますんで・・・
・・・というよりも、未だに買っていますが、凛の代わりに使おうと思うのが見つからないだけ・・・。
たま~~に、特殊使用することは、あります。
1.「市販品で〇万円です。」と、お値段を紹介するとき・・・。例外なく「オカリナって、そんなに
高いの!?」とびっくりされますが、これが世間に認識。
2.変わったオカリナを紹介するとき。
などです。
「紹介」といっても、見せるだけではなく、演奏しますので、音色が悪い物、高音がかすれるもの、ひどい音痴は、当然使いません。
ドから上は良いのに、最低音のシラが、音痴というオカリナが、結構あります。
ソから下がりますと、ソ・ファ・ミ・レ・ド・シ♭・ラ♭ という代物です。
なぜこういうオカリナが存在するか!と言いますと、内容積を大きくしすぎて、C管よりも半音下がり、B(H)管なのを、無理矢理 C管として売ろうとするからなんですね。
調節穴を1つ開ければ、全閉音が半音上がって、ラ シ ド レ ミ ファ・・・・になるんですけど、そうすると、最高音がファまで上がりきらず、ミ♭止まりとなる場合があるので、調節穴を開けずに、無理矢理C管にしようとするとこうなるのです。
こういう楽器の最低音は、ソファミレドと弱めてきた息を、シラで強くする必要があります。
とっても吹きにくい上に、必要以上に強く吹くので、シラが鼻づまり音になり、綺麗に響きません。
管理人、適正な息量で吹けない鼻づまり音は、嫌いなんです。
オカリナには、一番綺麗に響く息量というのがあります、それを無視した調律を施したオカリナは、美しい音色で鳴りません。
こういう楽器は、吹く気になりませんから、
出番はない!と思っていました。
ところが、この「最低音音痴君」に、出番が見つかりました(爆)
「男はつらいよ」を新曲投入しようと、練習しているのですが、音域が下のラ♭から最高音のファまでなんです。つまり、通常の単管の音域よりも半音広い
オマケに、調が♭4つですから、最低音のシもラも♭する必要があります。
凛の13穴AC管で練習していましたが、この音痴君なら、最低音のシラは、♭しなくても、普通にシラを吹けば、♭します。 こりゃラクチンだわ(爆)
・・・と言うわけで、「男はつらいよ」デビューが決まりました。
♭4つの変イ長調、ヘ短調の曲なんて、通常先ず吹かないから、寅さん専用ですね(笑)
・・・という訳で、昨日のデリバリーでデビューさせましたら、大受けでした。
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