オカリナを始めま専科！: 呆れた新春演奏会

お正月ですから、邦楽演奏会に行ってきました。
奏者情報がなかったので、プロ奏者かな？　アマチュアかな？と思いながら出かけましたら、無料でしたから、やはり、アマチュアのようでした（笑）

管理人でも、今回が「初体験」と言える演奏会！！
ながめフェスや自主企画ライブ、依頼によるデリバリー演奏を行う上にも、とても勉強になった、貴重な演奏会でした。
早い話が、演奏前の準備中からつっこみどころ満載！　だったのでした(爆）　

お正月ですし、邦楽ですから、お衣装は　揃って和服でした。でもね、ふだんから和服をお召しになる方は、一部の職業の方以外では、見かけませんね。邦楽だからと言って　無理して　着慣れない和服を、着なくても良いと　管理人は思います。
それでも、見栄張って着たいのなら、事前に何度も着る練習を重ね、立ち居振る舞いにも気配りして着て欲しい　着付師の管理人です。

「おてもやん」でもあるまいし、絹の着物を、くるぶしが見えそうな位、短く着るな！　品がない。
段のついた巻きスカートじゃないんだから、裾に１０ｃｍもの段差をつけるな！　右側から見ると　みっともない。
ドレスは、胸の大きさや胸の谷間を強調するデザインもありますが、着物は、胸が目立たないように押しつぶして着ます。
帯の上に、おっぱいが乗っかっていて、乳首がクッキリまるわかり！　なんて　はしたない！！
和装ブラジャーがなかったら、洋服のブラジャーで良いのです。せめて　乳首が表に映らないようにしなさい。まったく６０年以上　日本人してたら、恥を忘れましたか！

お客様は、演奏会と言えども、衣装から立ち居振る舞いまでを、見ています。

大股でひな壇に登り降りするな！　着物も襦袢も、裾よけまでめくれて、スネが丸見えでした。見ている方が恥ずかしい
１０代２０代の若い子なら、着方が少し変でも、大股歩きをしても、若いから知らなくても仕方が無いか！と思いますが、若い人で４０代、あとは６０過ぎてます。もうそういった事を、人に教える年齢でしょう。

以上が、演奏を聴く前　準備中のツッコミでした。

開始時刻になり、演奏が始まりました。
管理人が習ったことのある楽器は、フルートにピアノ、それにオカリナと洋楽ばかりで、邦楽経験はないので、邦楽演奏の常識を知らないのですが・・・。

＜疑問１＞
全曲、尺八と琴の合奏でしたが、なぜか琴の演奏が先に終わるんです。
管理人の知っている洋楽の場合、パート演奏が終わった奏者は、終曲までじっと待っています。そして、奏者揃って拍手に応えて、一礼します。

尺八がまだ吹いているのに、琴の人たちは、さっさとお辞儀をして、楽譜を片付け始めたじゃないですか！　
琴が、次の曲の楽譜を広げる頃、尺八が吹き終わり、尺八だけでお辞儀をするのですが、違和感いっぱいでした。次の曲も、その次の曲も、同様でした。

あれは、絶対おかしい！　後まで演奏している尺八の人たちは、前列にいるのですから、琴は後ろの席で　尺八の演奏が終わるのを　聴きながら待って、尺八のお辞儀に合わせて、一緒にお辞儀する事が出来るはず！　それをあえてしないから、勝手に演奏しているように見えました。

＜疑問２＞
演奏が終わる度に、琴が、琴柱の位置を変えて　調弦しなおすのはわかります。それだけに留まらず、ごそごそ　ぺちゃくちゃ　次の曲の打合せが多すぎ！
「次の曲は、２回演奏するん？　１回？　ん？　２回ね。」　
そんなの前日までに決めておけ！　曲間は、余計な発言はせず、もくもくと迅速に準備せよ！　

いくら素人演奏といっても、演奏というパフォーマンスを、如何に美しく印象的に、お客様にお聴かせし、お見せするか、と言うことを、考えたこともないのか、客をバカにしているのか、呆れました。
演奏そのものが素晴らしかったとしても、演奏以外の要素で　演奏会の印象は、良くないものとなってしまいます。（演奏が下手だったら、最悪やん！）

たとえギャラ無し演奏であったとしても、気を抜くことなく、十分な事前練習と打合せを行い、当日は、細心の気配り心配りで、お客様には、「来て良かった！」と、良い印象だけを　お持ち帰りいただけるように、務めるべきと考えます。