2017年2月25日土曜日

音色が違うって・・・

昨日の市民ホールコンサートのお客さまの中に、演奏が終わって お片付け中の管理人のそばに寄ってこられて、「音色が違う!」とおっしゃった方が 複数いらっしゃいました。

音色が違うと言われましても、そりゃ楽器が違えば音色は違いますわね(爆)
推測いたしますと、日頃お使いのご自分の楽器の音色が気に入っていなくて、昨日の管理人が吹いた凛の音色が、気に入られたのではないかと思います。

管理人は、市販楽器が、音色・操作性など気に入らなくて、平成10年に制作をはじめています。
制作研究のため、制作を始めてからも、市販楽器を買い続け現在206本 所持しています。
市販楽器で、本番に使いたくなるような、お気に入りが見つかれば、苦労して制作する必要が無くて楽チンですからね。1種類を3本買っておけば、先ず本番用には、不自由しないでしょう。

そう思って、買っては試していますが、操作性が良いと思えば、音色やピッチ設定が気に入らず、「これじゃ歌えん!」とお蔵入り!
音色がまずまずと思えば、操作性が悪くて、「どうやってハイテンポの曲を演奏すんのよ、初心者用か!」とこれまたお蔵入り!

しようがないから、未だに自作の凛で我慢しています。だれか管理人の気に入るオカリナを作ってくれ~~

音色の違いは、楽器の違いの他、奏法にも原因があります。同じ楽器を吹いても、吹く人によって違うでしょ、あれですよ。
ただ単に息(空気)を吹き入れれば、美しい音色で鳴ってくれるのなら、人が吹かなくたって良い訳です。
空気入れでも使って、物理的に空気を送り込めばOKでしょ。

群馬は田舎なせいか、オカリナを専門の先生について 1対1の個人レッスンで習い始めた・・という人を、管理人は知りません。
他の管楽器、フルート、クラリネット、オーボエ、尺八・・・などを、公民館のグループレッスンで習い始めたと言う人も、管理人は聞いたことがありません。

他の管楽器は、音がなかなか出ないから、専門の先生による個人レッスンが必要であり、
オカリナは手にしたその日に音が出るから、最初からグループレッスンだけでOKでしょうか?
音さえ出れば、次は美しい音色がだせますか? 美しい音楽が奏でられますか?
音色が違う・・・とお気づきになったら、なぜなのか、どうしてそうなのか 突きつめてお考えいただきたいと思います。

ちなみに管理人は、オカリナ演奏に生かそうと、フルートを個人レッスンで習いました。
呼吸法も、ビブラート奏法も、フルートの先生に教えていただきました。
当時の群馬には、管楽器奏法も教えてくれるオカリナの先生は、おりませんでしたからね。苦手なリズムも、週1の個人レッスンで、みっちり教えていただきました。

ご自分の楽器が、きれいな音色で鳴らないとか、高音がうまく出せない、低音がうまく出せない、音程がうまく合わせられない、そういった理由で、安易に楽器を買い換える人がおります。楽器を買い換える前に奏法を見直してはいかがでしょうか? 楽器を買い換えたって、吹き方が同じなら、変わらないです。
そろそろ「みんなで吹けば怖くない!」は卒業して、自立した演奏を目指して欲しいと思います。
昨日のフルメンバー 凛ちゃん7

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