2014年1月26日日曜日

火山久作曲 Mozartiade(モーツァルティアーデ)

この↓ ページの一番下にリンクしている曲 宗次郎さんの師でもある火山久先生の曲なんです。
http://www2.wind.ne.jp/ocarina/situ/youtube.html

管理人が、音を取りこぼしている未熟演奏で恐縮ですが、聴いてみて下さい。平成19年の演奏録音ですから、ちょっと古いです。

火山先生の曲というと、た~くさん有ると思われるかもしれませんが、オカリナソロ曲は、その「モーツァルティアーデ」 と もう1曲 火山久オカリナ曲集に収録されている 「炎の踊り」 の たった2曲。
「モーツァルティアーデ」は、楽譜が出版されていませんから、演奏する人、演奏機会が、極めて少ない曲です。
どのくらい少ないか? 管理人が かつての火山オカリナアンサンブル関係者に調査したところ、この20年間でステージ演奏したのは、たった2人!  この曲を18番として演奏していたAさんと管理人だけ・・・らしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
管理人は、20年前、オカリナを始めてまもなく、Aさんの演奏をコンサートで聴き、この曲に惚れ、Aさんのいる会に入会しました。その後20年、この曲を演奏しようと新たに挑戦した人は、管理人 ただ一人ということらしいです。

なぜ、そんなことを言い出すのか・・・と言いますと、Aさんが、去年亡くなってしまったのです。
管理人が、会に籍を置いていた頃から、「炎を踊り」を演奏する人は、何人もおりましたが、「モーツァルティアーデ」を演奏するのは、Aさん 只一人でした。
管理人が退会して14年、この間、Aさん以外に演奏する人が出てくれていれば、火山アンサンブルの仲間たちにより、吹き伝えられていきますが、以前と状況が変わっていなければ、この曲は、誰にも吹かれず、埋もれてしまう、忘れられてしまう曲なんです。

ニューイヤーコンサートに、火山アンサンブル関係者がたくさん来てくれていましたから、Aさんとの思い出をお話し、「モーツァルティアーデ」 を7年ぶりに演奏して聴いていただき、火山先生とAさんを忘れないためにも、火山関連アンサンブルで吹き繋いでいってくださいと提案させていただきました。

これから練習を頑張ろうという人がいたら、管理人が自分の演奏用に 楽譜作成ソフト Finale に打ち込んで整備してきた楽譜を無償提供し、演奏テクニック的なお手伝いもしようと考えておりました。

コンサートが終わってからも、「管理人が知らないだけで、演奏している人がいるのではないか?」 「演奏したい人がいるのではないか?」 と、コンサートに来てもらえなかった関係者にも範囲を広げて調査致しましたら、上に書いたとおり、20年間で演奏したのは、Aさんと管理人だけ・・・らしく、「モーツァルティアーデ、大好き!」 「いい曲ですよねぇ・・・」 「演奏出来たらいいね。」 という人はいても、管理人の提案に賛同して、これから演奏していこうという意欲のある人は、残念ながら、見つかりませんでした。 

管理人が主宰している発足2年半の「オカリナ組曲の会」と違って、昭和61年、平成元年、平成5年結成という火山先生に直接指導を受けた大ベテランアンサンブルから、近年できたアンサンブルやオカリナ教室まで、相当の人数がいるはずですし、技術レベルも高いはずなのに、そんなにこの曲を敬遠しなくても・・・と思い、管理人、がっかりも一入でした。

他に道がなさそうなので、管理人が、火山先生が遺された曲として、演奏しつづけ、今後現れるであろう演奏意欲のある人に、伝えていくことに致しました。

管理人の調査網から漏れてしまった 「アンサンブル仲間が知らないだけで、自分は演奏しています。」と言う方、「○○さんが演奏していますよ。」 という情報をお持ちの方、管理人にご一報ください。
通報しても懸賞金は出ませんが、この曲の生きる道が広がります。E-mail アドレスは、ocarina@po.wind.ne.jp   です。
クライマックス部分(コピー防止用紙に印刷してスキャンしたので、複写の文字が浮き出ています。)
演奏を敬遠される所以です。「難しそう・・・」 と、敬遠なんて、曲に惚れたらトコトン・・・の管理人には考えられない。
きっと、「曲に惚れる」 という経験がないのかも。ある意味かわいそう・・・。管理人は2年前から、「オカリナと弦楽オーケストラの為の組曲」に、
ぞっこんです(笑)

2 件のコメント:

  1. 管理人様
    いつもブログは楽しく拝見させて頂いております。
    モーツァルティアーデが演奏している方が少ないのは楽譜が出回っていないのが原因ではないでしょうか?
    楽譜が市販もしくは無料でupになれば増えてくるように思いますが・・?。

    返信削除
  2. 火山先生は、1997年没ですから、先生の曲の著作権が消滅するのは2047年。
    あと33年ですので、無料公開は、それまでお待ちください。

    先生の楽譜については、火山音楽を継承している人たち、現在も活動している会が、散逸しないように、大事に守っています。私もその一人です。
    著作権には、勝手に編曲をされない権利も含みます。
    出版されていない曲の楽譜が散逸した場合、原曲のイメージを逸脱した編曲をされて、どこかで演奏される恐れが有るため、関係者が外に出さないで大事に守っているんです。
    出版、あるいは 1曲毎の販売という形で 公に出来るまで、それは続きます。

    火山関係者以外で演奏したいと思われる方は、楽譜を所持していて、現在も活動している火山アンサンブルに入会してください。
    普段の練習に使用しないソロ曲ですから、入会しても すぐすぐには、楽譜のコピーは貰えないと思いますけど、会の 「ソリスト」 として認められれば、貰えるでしょう。
    著作権保持は、普及とは別の問題であり、普及よりも大事なのです。

    モーツァルティアーデは、現会員ですら、全員がコピーを貰えていない楽譜です、それだけ貴重に思われている曲なんです。
    だからこそ、14年も前に退会してしまった私が、余計なお世話とは思いましたけど、現火山アンサンブル会員限定で、私の整備楽譜を提供して演奏して貰おうと考えたのですけどね、残念でした。
    がっかりしたので、余計なお世話はやめにしました、会員の誰かの気が変わって演奏したくなったら、各会が所持している楽譜を利用していただきましょう。

    返信削除