2015年1月16日金曜日

モーツァルティアーデについて(最終)

管理人が初めてモーツァルティアーデを聴いたのは、21年前 1994年1月8日(土)栃木県佐野市で開催されたコンサートでした。 演奏したのはもちろん、一昨年に亡くなったAさん、当時32歳 火山オカリナアンサンブルで 既に実力NO.1のトップソリストでした。
管理人 初めて聴いたこの曲にすっかり魅了されまして、前橋の会に入会しました。

以来21年の月日が流れましたが、21年間でAさん以外にこの曲をステージ演奏したのは、管理人ただ一人
このまま放置すれば、埋もれていく曲です。
そこで、去年1月のアルファ主催ニューイヤーコンサートで、この曲が18番だったAさんを忍び、追悼演奏ということで、管理人演奏で来場者の皆様に聴いていただき、「吹き繋いでいきましょう」と、提案させていただきました。ここ↓にも書いたことは、13日のブログのとおりです。
http://www2.wind.ne.jp/ocarina/kayama/mozartiad.html

アンサンブル仲間は大勢いるのに、なぜ、21年もの長きに渡って、演奏しようと挑戦する人が、管理人以外にいなかったのか?とても不思議に思い、いろいろ考えました。

たぶんこんな理由かな・・と思います。
Aさんは、5歳からヴィオリンを習っていました。大学オケでは、出来るものはつまらないと、ヴィオリンではなく クラリネットを吹いていたそうです。
「それだけの音楽的な素養・実力があるAさんだから、あの曲は演奏出来る。楽器経験のない自分には、絶対無理!」 と、ほとんどの人が、挑戦することさえ 放棄していたのではないでしょうか!?
ちなみに、もう1曲の火山オリジナルソロ曲「炎の踊り」は、やさしいので、演奏する人は、何人もいました。
奏者Aさんの実力が、あまりにも高かったから・・・みんながみんなして、あの曲を敬遠して演奏しようと思わなかった。演奏出来るなんて思わなかった・・・。

唯一の例外が、ズーズーしく現実主義の管理人!
コンピューターじゃなくて、生身の人が吹いているのだから・・・・
自分が惚れた曲は、何が何でも演奏したい・・・
と考える管理人だけが挑戦して、挑戦したからこそ 今があります。

管理人は、退会して7年後の平成19年5月の第4回ながめフェス、同年8月の神戸フェス。そして去年1月のアルファ主催コンサートでのAさん追悼演奏、5月の水戸フェスで演奏させていただきました。
Aさんのように長い楽器経験のない管理人が、会に在会していた当時から、この曲を演奏していたら、もしかしたら、他の会員も、「管理人が吹けるのだから・・・」と、練習を始めていたのではないか・・・などと考えます。

この1年で、どなたかがステージ演奏したというお話は、まだ聞こえてきていません。
オカリナ以外の楽器経験は、管楽器奏法研究目的で始めたフルート(5年でやめた)だけの管理人でも、演奏出来ました。
平成6年のAさんの録音は、Aさん32歳の時、その13年後の平成19年の管理人の録音、つまりこの曲を管理人が初めてステージ演奏したときの年齢は、32歳ではありません。

だから、Aさんのように長い他楽器の演奏経験がなくても、30代なんて若さがなくても楽譜に誠実に向き合い、取り組む熱意があれば、モーツァルティアーデは演奏可能です。
・・・ということで、演奏に取り組んでくださる方が、今後 現れることを、密かに期待しております。



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